2019年7月8日 ニセコクラシック 140km

今回初出場のニセコクラシック。

レース前後のことは来年以降の為に備忘録として後日記録するけど、今日はレース当日を中心に。

 

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宿泊先からは10㎞ちょいだったのでアップがてら自転車でスタート地点まで行こうかとも思ったが、結局は車で直近まで。自転車を車から降ろして、スタート地点の近くの坂を少し上ったり下りたり。その後はテントの中でスタートまで過ごす。身体もちょっと冷えてきたし、ちょっと時間を持て余し気味。

やがてカテゴリー別にスタートラインからスタートしていき、自分達のカテゴリーもスタート。いきなりスピードの出る下りだが、前にスタートしたカテゴリーの選手がものすごい人数で前方は人人人。全く先頭が見えない。

 

今回は事前に色々な方のブログを拝見し、コースのことや展開のことを調べてみたけど、先頭集団は本当に強いホビーレーサー達が鎬を削る、というのがよくわかったので、自分のイメージでは最初の上りとかでムリして先頭集団についていこうと頑張り過ぎたら絶対にグダグダな展開で終わる、なので「可能な限り先頭もしくは前目の集団についていくけど自分の限界を超えない」を唯一の作戦としてレースに臨んだ。

 

だけど先頭が遠すぎて、これってパレード走行中にどんどん上がっていかないとリアルスタートした途端に終わっちゃうんじゃないの?どうなるの?と思いながら少しずつ前に上がろうとするが、皆考えることは同じで上がれど上がれど、先頭が見えてこない。

上り始めてもいつがリアルスタートかわからないまま。

周りのペースに合わせて上っていたら、いつのまにか先頭まで20~30人程度の位置まで上がる。ひとまず先頭が見えるところを走れるようになったので、ホッとひと息つきながら周りの選手を見ると年下カテゴリーの強豪選手が何人も確認でき、同じ色のゼッケンの人も結構いる。とりあえず最初の上りは長くなかったからか、気がついたら下りに入っていた。初出場なのでスピードが80km/hを超えるという下りだけが恐怖で、レース前から心配していたが、事前に下りの危険個所・注意箇所を少し知ることができたからか慎重に行こうという気持ちが上手く作用したからか、位置を下げることなく下りもクリアできた。

 

その後の上りはどこから始まってどのくらい続くのかがわからず、周りの人達の雰囲気や会話に注意を払う。長い上りはなかなかツライ場面もあったが、同じカテゴリーの人もかなりいたので、なんとかついていきたいの一念で先頭集団で平坦パートへ。強い向かい風の影響か上りの後半からこの平坦パートにかけてもペースは上がりきらない。70㎞地点のエイドで皆ボトルをもらおうと左に寄り始めたりしたので、自分も一応もらっておこうと少し緩めて、もらいやすい位置まで下がる。みんなボトルを道路脇に捨てていたが、自分は元から1本しか持ってなかったので、1本もらって空のケージに入れればよい。さて、もらおうかと思って手を伸ばした瞬間、顔に強い衝撃が。自分の右側からボトルを投げた選手がいて、そのボトルが水平に飛んできて自分の顔に当たったみたい。サングラスが壊れて、外側のサングラス部分丸ごとと内側の度付きクリアレンズが片方吹っ飛んだ。一瞬何が起きたのかわからず、当たった次の瞬間には視界がぼやけていたので、サングラスが壊れたことに気がついた。自転車を下りて、吹っ飛んだパーツ

2つも探すなんて発想にはならず、とりあえずボトルを1本もらって、レンズが1枚だけ残ったフレームをポケットにしまい、走行再開。

(ボトル投げる時は隣に人がいない状態で投げましょう。空じゃないボトル飛んでくるとマジで痛いです。)

前を見たら、先頭集団が100mくらい前に。サングラスが壊れたことに気落ちする暇もなく、踏みまくって前を追う。後ろから少し集団から遅れていた人達が3人ほど集団を追おうとしていたので、一緒に回して、1人脱落したところで、ここで踏まなきゃ終わっちゃうと思い、もう1度踏んでなんとか集団のお尻にドッキング。思わずふぅ~っと息が出てしまうくらい安心したが、思いっきり無駄脚を使ってしまった。こんなことなら、いっそボトル取りに行かなければサングラスも壊れなかったし、脚も使わずに済んだのに、とネガティブなことを考えながら走っていたら、いつしかローテーションで回る位置まで上がってしまい、森本さん始め強豪選手ひしめく中で先頭交代に入ってしまった。そんなことやってる場合じゃないし、やれるような力もないのに。

そんなこんなで分不相応に脚を削り、平坦パートを終えた後の終盤の上りへ。

 

強豪選手達はここまでがプロローグ、ここからの上りでお互いの脚を見せ合うのだろうけど、自分は上りに入ってまもなくキツくなり、集団から遅れる。遅れた後で少し後ろを見たら、自分より後ろは結構バラバラ。集団についていった同カテゴリーの人は多くて3名くらいか?と思っていたので、ここからが踏ん張りどころだと思い、大きくパワーを落とさないように堪えて走る。そうしているうちに前から落ちてくる人もいて、もしかしたら頑張り続ければ同カテゴリーの人で落ちてくる人もいるかもしれないと思いながら走っていたら、協力して総合順位上げていきましょうと声をかけてくれた選手がいて、その人ともう1人と3人でしばらく一緒に走る。でも、しばらく走ると自分が一番脚が残っていないように感じたので、上りは自分のペースで、と思っていたら、上り終えたところで、一番脚がありそうに見えた選手から、上り牽けなくてすみません、と言われたので、とんでもない!と答えると、平地で前に出てくれたので、こちらも一所懸命平地と下りも走る。最後の方は、連れ合った人を牽ききって前に行ってもらうのもいいものだ、なんていう奉仕的精神状態になって牽いていたら、なにかが降りてきたのか最後の上りの前で脚が回るようになり、平坦で単独になってしまい、最後の上りも1人旅でそのままラストまで。途中、前に選手が見える度に同カテゴリーの人じゃないかと期待しながら追ったりしたけど、勝負所で前に行ける人がこんなところでタレてくるわけもなく、最後、グランヒラフへの上りも何人か抜いたけど、同カテゴリーの人はいなかったようで、結局何位かわからぬままゴール。

 

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ゴール後、順位を確かめたら年代別で5位。前に4人も行ってて、それについていけなかったのは完全に力不足。今現在の力は出せたと思うけど、次はもっと先頭集団についていけるように力の上積みをするべく頑張ろう。

 

The 6th Niseko Classic Road Race

140km Men Age of 45 to 49     5位 3:48:05   +Top : +7:49